2012年3月31日土曜日

2012年3月31日(土)活動報告(仙台市若林区・二木山王丁)

こんにちは。ジュンヤです。
まだまだ人手が足りていないという情報を確かめるべく行ってまいりました。
今回は色々と迷ったのですが、単身ということもあり、ある程度人が集まっている中に合流を。とのことで、以前から河北新報などで知っていた「ReRoots」に。
若林区で家から車で30分ちょい。早いです。
途中デイリーヤマザキ、そして付近にはミニストップもあるので、温かいコーヒーが飲めます。

駐車場は八台分なので、なるべく乗りあって行った方がいいようです。
ボラセンの前はバス通りになっているため、路駐は迷惑が掛かってしまいます。
さて、8時30分から受付。今回は偶然にも牡鹿で一緒だった「スマイルエンジン」そして「菜の花観光バス」が来ていました。
打ち合わせは9時から。
ReRootsの成り立ちや活動意義などを分かり易く説明してくれました。
詳しくはHPをご覧下さい。
Twitter→@ReRoots311

さて、スマイルエンジンは側溝掃除、菜の花観光は畑起こし、一般ボランティアも畑起こしです。現場までの移動が凄い!なんと全国から支援して頂いたチャリで移動です。
「あ、チャリで行ける距離かぁ~」なんて思っていたらとんでもない。
20分くらい掛かる場所でした。
のどかな光景です。

現場はコチラ→地図

海岸より2キロのこの地域は東部道路より海側。津波は2mの高さでやってきたそうです。
神社の集会所の窓の汚れが津波の高さです。
この地域は石巻の水産加工とは違い、農作業が中心です。
実際瓦礫は片付いても畑の中に埋まっている瓦礫があっては農作物が育てられないらしい。
一気に耕耘機で耕せばいいのかな、と思ったけど、細かいゴミなどは最終的に人が掃除しないといけないらしく、とにかく農作業を早く始められるように…との想いからこの作業をニーズとして受けているようです。
広い農地に一列に並び、スコップのヘラが埋まるくらいまでを掘り起こします。

これが結構重労働です。
腕がパンパンになります。スコップで掘り、ガチガチの砂をスコップでほぐす…クワが有れば楽なのになぁ、と。牛乳さんの持ってたバールみたいなのを借りてくれば良かったと思いました。

個人差もありますが、女性はきつかったのではないかと思います。
土の中からはこまごました瓦礫やビン、ライター、ビニールなどが出てきます。
後から気づきましたが、スコップで掘り起し、つま先(安全靴タイプの長靴なので)で蹴ると土がほぐれることに気付いた時にはもうだいぶ経ってからでした。

雨もぱらつき、昼ごはん時には結構本降りに。
でもボランティアのみんなの「まだやります」という意志にReRootsのリーダーも応えてくれました。幸い、午後は雨も止み、なんとか3時過ぎまで作業ができ、畑も耕すことが出来ました。

この頃はみんな腕が痛くなり無言で作業をする状態。
昼も40分くらいの休憩、作業中は雨だからと言って45分くらいやって5分休憩。もう少し様子を見て休憩時間を…と思われ、「短い」という声も上がっていました。

小さな子供連れの家族も参加。子供たちは子供たちで一生懸命作業をしている姿に胸を打たれました。転がっているプラスティックを集めたり、土嚢袋にゴミを必死に入れて捨てに行ったりしていました。
青い板を集める少年は他にも色々と集めていました。
ネコに土嚢を載せて運んでいる子も一生懸命でした。土嚢がいっぱいになるとやってきて回収してくれました。

ちなみに土嚢は誰も口を縛っていませんでした。
個人的にはここをきれいにしたかったのですが、勝手に一人でやるわけにいかず。
ちょっと残念な光景です。やっぱりタノンティアに参加しているとこういうのが気になってしまうものです。
最後に気付いたことを…

ReRootsは仙台からも近く、なかなかいいのかな。と思いました。
ただ、今回は本当に力仕事の肉体労働でした。
握力が無くなるくらい腕が…って体がなまっているだけかもしれませんが。
ず~っと同じことをやるので途中で飽きてくるので誰かと話しながら作業ができるといいかもしれません。

そして災害ボランティアとうより復興ボランティアと言った趣の作業です。
実際に津波により水産業だけでなく、仙台平野は農作業ができない状態になっており、こちらもなんとかしていかないといけない状態で、この広大な農地を考えるとまだまだ人手は足りない状況のようです。誰の土地か分からず、次に使うかどうかも分からない土地のゴミ拾いよりよっぽど有効だと思いました。

あ、それからボランティア保険の加入が無いと作業できないとのこと。
平日に社協で加入できるようです。
石巻で入ったのは今日は31日が期限でギリギリセーフでした。次はどこかで加入しないと…

今後はここか、テラセン、などがいいかもしれません。
岡田サテライトも気になります。牡鹿半島は遠いので行くなら二、三日、泊まりで行くなら…

まだまだニーズはあるようです。

今後も継続して時間を見つけてやっていきたいと思います。