今日はちょっと遅目の到着。渋滞もあり9時頃でした。
第一駐車場は満車(と言っても見ると停められそうなんだけどダメだと、…融通は効かないのは仕方ない)かたや第二駐車場はガラガラです。第二からは歩いて5分ほどでボラセンに着きます。
車両提供が少ないみたいで、「お車ある方はぜひお願いします!」と言われたので申し出て待つことにしましたが、一向に呼ばれません。
結局小一時間待つはめになり、キャンセルします。
キャンセルの目安は自分より結構後に来た人がテントを出て行くのをどれだけ見送るか、です。
キャンセルの目安は自分より結構後に来た人がテントを出て行くのをどれだけ見送るか、です。
そして直後にすぐに9名のニーズが入り、前に出ていきます。
しかしながら、そのあと立て続けにニーズがあがってきて、テントの中は空状態。
当日のマッチングが基本なので、連絡が取れないとニーズが下りてこないのです。特に避難生活をされている方も居るとなると、土日の朝早く…と言うのが厳しいのかもしれません。
この日は結局11時。遅すぎる…
さてグルーピングでリーダー決めをします。
まぁ進んでやる人が居なく、顔を合わせる状態が面倒なので、頃合い見て申し出ました。
この日のニーズはワラ掃除。
本来なら5名程度のニーズのようですが、人が余っているのか配車(ハイエース)の関係で9名に。ワラ掃除と聞いて道具の手配をあれこれするあたり今日のメンツはガチ勢です。
てみ、デッキブラシ、熊手、竹箒、スコップ…素晴らしいセレクト。
ワラは熊手があると便利。「てみ」も集める時に使えます |
ボラセンから車で15分くらいの田園地帯
のどかな風景が広がる田園地帯です |
敷地も広い新築の家でした
ワラは家の裏の側溝に溜まっており、家の敷地内にもかなりありましたが、
ご主人が「お隣との境だから…」と律儀にご近所付き合いを大切にしておられる様子が伺えます。
「側溝の向こう側はお隣だからやらなくてもいい…」
と申し出がありましたが、そこまでやってもらうのは悪いから…というニュアンスが含まれており、普通はニーズ以外の事は絶対にやらないのですが、ご主人のお気持ちを察して側溝のワラを除去するという合意のもとで掃除開始。
ご主人に話を聞くと、なんでも息子夫婦と同居するかということで4ヶ月前に建てた家。以前に川が氾濫したことあったので、地面より1m嵩上げして家を建てたも、今回の決壊で床上浸水。
おそらくお隣の家は一箇所にワラを集めた模様。とんでもない量です |
「側溝の向こう側はお隣だからやらなくてもいい…」
と申し出がありましたが、そこまでやってもらうのは悪いから…というニュアンスが含まれており、普通はニーズ以外の事は絶対にやらないのですが、ご主人のお気持ちを察して側溝のワラを除去するという合意のもとで掃除開始。
白色っぽいものは全てワラです |
こんな状態で木の根元にもワラが引っかかっています |
水が2mきたそうです。嵩上げしたにも関わらず…
息子さんは市の職員で震災後4日間家に帰ってこれず、ほとんど寝ないで対応に回っており、住民からのクレームやら文句やらで疲弊して帰ってきたとのこと。自分の家の事もできず、なんで文句言われないといけないんだ、とご主人は憤っておりました。
息子さんは市の職員で震災後4日間家に帰ってこれず、ほとんど寝ないで対応に回っており、住民からのクレームやら文句やらで疲弊して帰ってきたとのこと。自分の家の事もできず、なんで文句言われないといけないんだ、とご主人は憤っておりました。
ここでは「対応している職員も被災者」
だから他県からボランティアが来て活動する必要があると思います。
だから他県からボランティアが来て活動する必要があると思います。
さて、側溝は150mくらいでしょうか。
ワラは際限なくある感じです。借り入れが終わった田んぼから流れ着いたようで、どの地域でも邪魔者扱いになっています。
しかしながら、捨てるはずのこのワラ、畑に撒いて、コンバインで耕すとのことなので土嚢などには詰めずに運搬して畑、田んぼに置きます。中に石や金属、紐類など余計なものが入っていないか、細心の注意を払いながらの作業。
それにしても…まずは熊手なので一箇所にためる、それをネコで運ぶ。
ネコは三台。これは気の遠くなるような作業です。
圧倒的にワラを集める作業が速く、ネコが追いつきません。
11時半からの作業なので30分程度で昼休憩。
天気が良かったので汗だくです
昼は必ずと言っていいほどある「どちらから来られましたか?」的な話題に花が咲きます。
英語教室の先生が教え子を連れて来ていました。
ある女性が「銚子から来た」と言ったところ、
「OH!ハワイに一番近いトコロネ」
なんてウィットなギャグをさらりというあたりさすがです。英語の先生って陽気な人が多い気がします。あくまで個人的な感想ですが…
ネコは三台。これは気の遠くなるような作業です。
てみを使い、ネコにワラを。そして向こうの田んぼにひたすら運ぶ |
11時半からの作業なので30分程度で昼休憩。
天気が良かったので汗だくです
とりあえず昼前はこんな感じ…終わるのか… |
英語教室の先生が教え子を連れて来ていました。
ある女性が「銚子から来た」と言ったところ、
「OH!ハワイに一番近いトコロネ」
なんてウィットなギャグをさらりというあたりさすがです。英語の先生って陽気な人が多い気がします。あくまで個人的な感想ですが…
午後は社協のボラセンは短時間作業。
休憩時間、まだあるのにみんな戦闘態勢に入っているので、「始めたのが遅いのでもうやりましょう」と。誰も文句は言いません。
午後は12時から13時まで休憩なので2時間程度しか作業できません。
みんな、なんとか終わらせたいという気持ちでいっぱいです。
すると、なんと…とんでもないものが登場します。
ネコの5倍の運搬力を持つ圧倒的なリヤカーの登場により、一同大興奮で俄然やる気がおきます
まさかのリヤカーの登場で2時30にはほとんど終了。
まさかのリヤカーの登場で2時30にはほとんど終了。
最後に石灰を撒きます。石灰をまくと虫が湧いてこないようです。
手で撒いたほうが意外と早かったりします。風下にいる人は避けましょう |
乾燥するともう少し小さくなります |
最後には片付け、掃除、特にガレキの除去、隣の家の敷地に出たゴミの清掃、道具の回収、撤収。みんな熟練のボランティア達なので言わずともやってくれます。素晴らしい。
なんでも聞くところによると、江戸時代からあったと言われている蔵も土壁が剥がれてしまい、危険な状態であると。裏の側溝は元々水路だったようです。
戦前、ご先祖の代から鯉の養殖をやっており、いけすが3つあったそうで、
その際、水を川から引いていたのがこの側溝とのこと。
ご主人が自分の代になって手を引いて埋めたそうですが、かつてはこの辺りも森ばっかりで大変だった…と話されました。
すでにひしゃげた感じですが… |
戦前、ご先祖の代から鯉の養殖をやっており、いけすが3つあったそうで、
その際、水を川から引いていたのがこの側溝とのこと。
ご主人が自分の代になって手を引いて埋めたそうですが、かつてはこの辺りも森ばっかりで大変だった…と話されました。
被災された方々は色々な話を聞いてもらいたいという一面があり、
それを聞くのもいろいろな面で依頼主を励ますことになると思います。
ボラセンに戻り、長靴の消毒、手洗い、うがい…そして作業報告、高速無料化申請を済ませ終了。
帰りに小腹が空いたということで、守谷二郎ワンチャンス
教え子も二郎にノリ気です。
土曜は4時までなので、ウンが良ければ…
と急いで向かうも行列など無く…。
急いで行ったのに…徒労に終わる |
夜の部までは待てないので退散 |
まぁこんなこともあるのが人生です。
それにしても常総市、まだまだ人手不足なようです。
ニーズは新規で日々上がってきているようです。聞き取りも結構入ってきているようです。
お暇ならみなさんもぜひ!ボラセンですぐに高速道路無料化の申請可能です。
ニーズは新規で日々上がってきているようです。聞き取りも結構入ってきているようです。
お暇ならみなさんもぜひ!ボラセンですぐに高速道路無料化の申請可能です。
庭は一面こんな感じです |
なぜかいちょうの木の上にに玉ねぎが引っかかっています |
帰りは爆睡していましたが、色々といい経験ができたようです。お疲れ様でした
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